伊藤夫妻とバスケットの攻防

ケンカしたことがない。

なんてことを言うから、伊藤先生が。そんな夫婦いるかぁアホウ!?ほんとほんと。本当に本当けや?ほんと。ほんとかーそんな夫妻いるんやな。うん、ほんと。ふーん。

ではなぜ大西夫妻はケンカするのか?と考えてみた。成る程、これはオフェンスディフェンスの攻防によく似ている。

簡単に言ってしまえば、夫妻が人間と人間の関係であることを、長い間いっしょにいるために忘れてしまうのが原因(うちの場合)。然も、相手は自分であるかのようにすら、思うのだ!

人間と人間を比べる以上、そのふたりのバックボーンは全く違うと言っていい。僕みたいに一度会社を辞めて子どもが産まれるのと同時にニートな時期(もしもしー、パパですよー、いっしょに生まれ変わりましょうねー、なんてママのお腹に話しかける日々)を経験した人間と、伊藤先生みたいに一発か二発でバーンと教採を合格してしまう人間とは、当然ふたりが教員という共通項があったとしても、その教えや伝えることは全く違うものとなる。

これはバスケットでもいっしょで、ちょっと前、木村と、北陸出身のやつがJBLとか日本代表になるやつが多いのはなんでかな?みたいな話になった。考えてみると北陸は確かに特徴的なチームで、最近こそ細かいファンダメンタルは教えるものの、そもそもそれは教えるんじゃなくて身につけている人間をセレクトしてくるわけだから、木村曰く、おれんときはなんも教えてもらってねー。となるのは当然で。寧ろ、それより大切な「自分でやらんかったら試合に出れん」というプレーヤーとしての考え方を木村は高校時代にバチーンと教えられたように思う。

一方、藤島高校などはその逆で、選手は固定化され、試合に出ないヤツはいい意味でそのことを受け入れ、自分の役割(時にはおれの役目はテストのときにみんなに勉強を教えるのが役目、なんてヤツもバスケ部にはいた)を全うする真面目さを教育される。

ここで面白いのは、北陸高校と藤島高校、ともにバスケットに対する気持ちは同じように強いが、プレーヤーの気持ちの対象は違ったところにある。すういった多様なバックボーン(他にも春工は早い展開のバスケットボールをして、そして兎に角バスケが好き。その流れは春江出身のバスケ好きが由来のような。あとはS58は下手なのにバスケが好き。で、なぜか試合すると勝っちゃう。)は、人間を多様にし、バスケットのプレーもにそれが色濃く反映されているように思う。

チームとして、いちプレーヤーとして、相手に勝つためには、人間と人間が対戦する以上、そういった部分を含めて戦うことが必要だ。


そしてそれは簡単ではない。成功と失敗を試行錯誤して、その中で自分たちが見つけていくしかない。表面的な戦術だけでは、勝ち続けることはできない。

特にロデオはそうかな、と思う。

と、伊藤先生に電話がかかってきた。伊藤先生の奥さんからだ。

うーん、そうそう、お昼食べて帰るでぇ。うーん、ごめんのぉ。うーん。うーん。うーん。わかったぁ。んなまたのー。ごめんのぉ。はーい。はーい。(全部伊藤先生)

伊藤夫妻のケンカしない理由がわかったような気がした。

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